LET'S TRY THE KALALAU TRAIL −Feb.2001−
「カララウトレイルに挑戦!」
準備 服装 :スニーカー履き。帽子着用。服は特に意識しませんでした。 持ち物:水・双眼鏡・カメラ(超、軽装備でした) 着替えとビーチタオルを車に積む(足やズボンが汚れたので、役に立ちました)
KE'E BEACH NHKでハワイのトレッキングが紹介されてから、 ハワイでトレッキングをされる方が増えたようです。 私たちが 「カララウトレイルでも行ってみようかな」 と、気軽な調子で目指したのは、紹介される前のことでした。 そういうわけだったので、宿からの出発も遅く、ケエビーチに到着した時には10時をかなり過ぎていました。 この日は晴天で風も無く、絶好のトレッキング日和です。 ケエビーチまでは、ハナレイから7マイルほどあるのですが、思った以上に遠い気がします。 この道沿い(左写真)に有名なビーチが多いのですが、駐車場があまりないようで、道沿いに「NO PARKING」の看板が多く見られます。 ケエビーチの駐車場も満車状態だったのですが、運良く車を停める事が出来ました。 ビーチにはシャワーやトイレがありますが、近くに飲食店などは見当たりません。 水や食料はここに来るまでに確保することが必要でしょう。 今年(2002年)も全米トップ10に選ばれたケエビーチは、とてもきれいなビーチです。 ここから2マイル歩いてハナカピアイビーチを目指します。
KALALAU TRAIL カララウトレイルの入り口にはこれからトレッキングをする人が署名をするところがあります。 これは、カララウビーチまでの片道10マイルを歩く人たちのためだと思います。 他にもトレイルを行く人たちへの諸注意などが書いてあって、その中に最近トレイルから落ちて亡くなった方の新聞記事などもあり、ちょっと緊張します。 入り口にはトレッキング用の杖(ただの枝)も置いてあるのですが、私たちが行ったときはすでに出払ってしまった後でした。杖はあるとかなり楽なので、本当は欲しいところです。
右の写真はカララウトレイルからケエビーチを見たところです。 はじめの200mくらいでここまで上がってきます。 ちょっとだけカララウトレイルを歩きたい人は、ここで引き返してもいいでしょう。 ここまでの道はかなり傾斜がきついので、帰りは転ばないよう気をつけてください。 カララウトレイルは道がくねくねしていて、なかなか前へ進まない感じです。 日本のとあるガイドブックにハナカピアイビーチまでは1時間あれば充分、と書いてあったのですが、途中でそれは甘いワナではなかったのか、と思います。 トレッキングロードには石で段を作った険しい傾斜道と、わりあい平坦な細い道が混在していますが、左の写真のようにぬかるみも多く、だんだん靴はドロドロになっていきます。 トレッキングをする人はとても多く、重装備のカララウビーチから帰ってきたらしいトレッカーとも、よくすれちがいます。 しかし、大半は私たちと同じハナカピアイビーチまでの、にわかトレッカーです。 トレッキングシューズの本格的な装備のトレッカーもみかけますが、Tシャツ・短パン・ビーチサンダルの、いいかげんなトレッカーもいます。(ビーチサンダルではかなりキツイでしょう)
HANAKAPIAI BEACH 個人差があるのでしょうが、日ごろ運動不足の私は、1時間半歩いて、やっとハナカピアイビーチまで辿り着きました(写真左)。 ここは、波が荒いため砂がほとんど残っていない、石だらけのビーチです。 ハナカピアイビーチのキャンプ地には川を渡らなければならないのですが、この日は川の水位が高く、ちょっと不安を感じたので、川の手前から引き返しました。 また1時間半も歩くかと思うと、ちょっとうんざりです。 でも、またチャレンジしたいな。
※2006年にカララウ・トレイルを再び歩きました。その時の様子はこちら。
注意した方がいいこと ハナカピアイビーチまでは初心者でも、どうにか行けるトレッキングコースだと思います。 でも、崖沿いの道をずっと歩くことになるので、万が一にも遭難という事態にならないよう、遅い時間の出発やお天気の悪い日のトレッキングは避けた方が良さそうです。 ミネラルウォーターを、2人でボトル1本しか持っていかなかったのは、失敗でした。 多少、重くてもお水は多めに持ったほうが、いいようです。 ケエビーチのトイレは、まあまあきれいです。ハナカピアイビーチには簡易トイレがあるらしいのですが、あまり使いたくはないなあ・・・。 この時期(2月)は、鯨が泳いでいるのをトレッキングをしながら見ることが出来ました。 冬にカララウトレイルへ行かれる方は、鯨ウォッチングを楽しむためにも、双眼鏡は必需品です。
(下写真:カララウトレイルからナパリコーストを臨む)
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