WE LOVE FESTIVAL! <HOLUALOA> - Sep. 2002 -
「お祭りが大好き!」 <ホルアロア>
HOLUALOAは、カイルア・コナの近くにある小さな町です。 フアラライ山の斜面に広がる、コーヒーファームを通り過ぎると 喧騒から外れた、静かな町に辿り着きます。 アーティストの街、ホルアロアのお祭りに行きました。
- HOLUALOA PARADE & HO'OLAULE'A -
HOLUALOA
アロハ・フェスティバルのイベントが、ホルアロアで開かれました。 パレードもあると言うことで、180号線のホルアロアの周辺は、通行止めになるようです。 駐車できるか一抹の不安を感じながらも、とりあえず現地へ向かうと、ボランティアらしい人たちに、どんどん車を誘導されてしまいました。 どうも、学校の校庭を臨時駐車場にしているようです。 次々と車が入ってきますが、ほとんどローカルの車のようです。
ホルアロアは普段静かな街ですが、この日は賑わっています。と、言っても、やはりヒロやコハラのお祭りほどの人出ではありません。
通行止めになっている道の脇や、ホルアロア・インのエントランス前の芝生の広場に、クラフトショップやフードショップがお店を開いています。道沿いのゼネラルストアも、飲み物やスパムむすびをお店の前で売っていました。
お祭りは、パレードで幕を開けました。 まず始めに、王族が入場してきます。毎年選出されるハワイ島の王と王妃は、島内のいろいろなイベントに出席されているようです。王の入場には、チャントを謳う人が付き添っていて、お祭りの余興というには、かなり厳かな感じがします。
しかし、王族の方々がお席に着かれた後の、地元のグループの行進は、小さな町ならではのアットホームな雰囲気です。ローカルの人たちにとっては、パレードに参加する人たちはほとんどが知り合いらしく、名前を呼んでは手を振りあっています。 パレードの内容は、ワイキキのアロハ・フェスティバルのパレードなどとは、かなり違います。 ボーイスカウトや地元の学校の吹奏楽部、ミス・コナコーヒーなどのパレードはまだ分かるのですが、ライオンズクラブ(ライオンの着ぐるみが暑そう)とか、ケンネルクラブ(言うことをきかない犬を引きずってくる)、クラッシックカーのオーナー(得意そうに車を運転して登場)、はては近く行われる選挙の候補者の宣伝まであります。
パレードをするほとんどのグループは、飴などのお菓子を路上の人の上にばら撒いて行くので、小さな子供たちは拾い集めるのに一生懸命です。 「この飴をもらうと、収賄とかにならないのかな。私は選挙権ないけどさ」と、思いつつ、選挙候補者がばら撒く飴をキャッチしては、近くにいる小さな子供にあげました。 プルメリアなどの花を投げているグループもありました。
パレードが終わると王様たちは、広場の貴賓席に移動されます。
王様を見ようと身を乗り出していたら、護衛の方にヤリのようなモノで、後ろに下がるよう指示されてしまいました。世が世なら、王様の通り道を邪魔した私は死刑でしょう。ここから、プウホヌア・オ・ホナウナウまで走って逃げなくてはいけないところでした。
広場のステージでは王様のために、余興が催されます。 トップは、なんと和太鼓です。地元のサークルだそうですが、ローティーンくらいの子供たちが和太鼓をかなり上手に叩きます。観客参加のコーナーもあって、かなり盛り上がりました。リーダーの方の指導で観客も「ソーレ」と、掛け声を掛けることになったのですが、みなさん巻き舌なので「そーるぅぇい」って仰ってます。王様もかなりお気に召した様子です。
この後、コンサートなどの出し物が続きましたが、私たちはオナカがすいたので途中で食べ物を求めて、出店の方へ移動しました。実は、王様も和太鼓を見た後は、貴賓席からどこかへ行ってしまいました。
時間はやっとお昼だったのですが、目をつけていたハンバーガーの屋台は売り切れ。食べ物のお店は、ちょっと少なかったような気がします。
ホルアロアの図書館も古い本を売っています。雑誌はなんとタダ! 「あ、ハワイが特集のナショナル・ジオグラフィックだ(すでに日本語版を持っていたけど)」などと、本を 眺めていたら 「雑誌は、どんどん持って帰ってくれない?できたら全部」と、図書館の係りの方に言われてしまいました。日本までダンボールいっぱいの本は持って帰れないので、すばやく退散。
お祭りは、お昼すぎまで続いたようです。なんだか、ほのぼのとしたお祭りでした。 アーティストが多く住む町として知られるホルアロアは、ギャラリーやかわいいカフェなどもある静かな街です。カイルア・コナからも近いので、ちょっとお茶しに寄ってみるのもいいですね。
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