WIPE OUT AT QUEEN'S BATH  −Sep.2002−

QUEEN'S BATH

 

「クィーンズ・バスでブクブクブク・・・」

 

Ultimate Kauai Guidebookを買った時から、

行ってみたかったクィーンズ・バス。

「女王さまのお風呂」ですよ!

 

 

意外にも駐車場が・・

クィーンズ・バスへは、プリンスヴィルの中からアクセスできます。

プリンスヴィルは、ホテル・コンドミニアム・バケーションレンタル・ゴルフ場が集まったリゾートエリアです。

エリアの入り口には守衛さんがいたりして、滞在者以外は入りにくい雰囲気がありますが、別に呼び止められたりはしません。

でも、リゾート地の中に車を置いていくことになるので「違法駐車とかでレッカーになったらヤダなあ」と心配しつつ、クィーンズ・バスへの道の入り口を探します。

地図に従って、ゆっくり車を走らせていると「あ、あれだ」と、駐車場を発見してしまいました。

「これは、個人のおうちの駐車場、ってわけじゃないよねー。」「違うだろうね。」

上の写真の様に、かなりたくさんの車が停まっています。 最新版のUltimateには、駐車場があると書いてあるのですが、私たちの持っている古い版には、駐車場について書いてありません。Ultimateのおかげで、クィーンズ・バスへ来る人が増えて、とうとう駐車場までできてしまった、という事でしょうか。

この駐車場の右手に細い未舗装の下り坂が見えました。これがクィーンズ・バスへの道のようです(写真右)。この道はどんどん急な下り坂になっていき、やがて岩だらけの海岸に出るので、この海岸を左へと進みます。ダートロードも海岸も、ビーチサンダルで歩くのには、ちょっとつらいと思います。 でも、マリンシューズなら楽勝です。

駐車場から10分ほど歩いた頃、やっと「女王さまのお風呂」に到着です!

 

危うく溺れる・・

さて、クィーンズ・バスに行く前に、地元の方に「クィーンズ・バスって少ししか泳げなくても大丈夫?」と 訊ねました。わたしの「少し」は、25mプール往復程度という感じです。

「大丈夫だけど、干潮のときに行かなきゃダメよ。」と、アドバイスを受けました。

しかし、私たちがクィーンズ・バスに着いたときは、干潮というより、満潮に近い状態。

河童並に泳げる夫はともかく、私はやや不安。そこで、とりあえず私は状況を観察することにしました。

クィーンズ・バスへのエントリーは、波が大海から押し寄せる水の出入り口付近のようです。

「けっこう、すべるよー」と、いいつつ夫はエントリー。

「ねえ、お魚いるのー」「・・・・・・・」「ねー」「・・・・・・」「ねーってば!!」

「うひゃひゃひゃ、魚いるよー。かなり深いねえ。めっちゃ、おもしろいぞ!」

くそー、一人で楽しんでいるな。コブシを握り締める私に、メインランドからの観光客らしい方が話しかけてきました。

クィーンズバスにいるお魚

「あなたも入れば?」「でも、かなり深いみたいだし・・」「深いけど大丈夫よ」

そうかな??と、私も入ることに。まずは、夫が上がって、レクチャーしてくれます。

「大きい魚はいないけどね、けっこう魚がいるよー。水もキレイだしねー。でも、入ってすぐはメチャメチャ深いなー」

そうか、と私も恐る恐るエントリー。が、海はどんどん満潮になりつつあり、クィーンズ・バスへ入ってくる波がかなり荒くなってきていたのでした。

「岩のほうまでいけば浅いんだよねー、ザバーン!ブクブク・・・

エントリーポイントにいた私を大波が襲い、私はクィーンズ・バスにブクブクと沈んでしまいました・・・。

いきなり溺れる、ということはないのですが、体勢を立て直しても、波は結構強いので、上がりたい私を押し戻します。うわー、ここでなにかあったら、またクィーンズ・バスをクローズさせちゃうよ(この年、事故でクィーンズ・バスはクローズしていた時期があった)・・と、必死に夫に引き上げてもらいました。 引き上げられながら見た夫の顔は、笑いを堪えているようでした。

・・・・しかし、一気に場は盛り下がってしまいました。しかも、大粒の雨が降り出してきます。

「・・・帰ろうか」「帰ろう」

私に泳ぐよう薦めた女性も、こちらを見ないようにしています。

まあ、結果的には溺れなかったけど・・・「次は干潮を狙っていけば大丈夫だよ」

うーむ、そういう問題なのかしら・・・。

クィーンズ・バスへ行ってみよう!という方は、くれぐれも干潮時に行かれることをお薦めします。

また、ノースショアが波が高くなる冬季には、クローズしてしまうので注意してください。

 

※ クイーンズ・バスでは、度々事故が起こっているようです。最近(’08年11月)は、駐車場の閉鎖も含めて、論議がある場所になっていると聞いています。

 

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