PANA'EWA RAINFOREST ZOO

GO! GO! ZOO!!  −Apr.2004−

「ワクワク動物園」

 

私にとって「RAINFOREST」という単語は、うっとりするような響きです。

ヒロにはそのRAINFORESTが、名前に付く動物園があります。

RAINFOREST ZOO!

なんてワクワクするような名前でしょう!

 

 

PANA'EWA RAINFOREST ZOO

ヒロ市内からボルケーノ方面へ少し南下したところに、PANA’EWA RAINFOREST ZOO、通称HILO ZOOはあります。ヒロ動物園は入園が無料です。 ホノルル動物園は、大人の入園料が$6なので、それに比べると、かなりお得な感じです。

うまくコインを転がせるかな?

入り口に寄付金を入れる、漏斗状の「コインころがし」があります。面白がって、何枚もお金を入れてしまいましたが、しょせんコイン・・・たいした寄付にはなっていないですね。

 

この日は、午後3時ごろの入園でしたが、駐車場に停まっている車は10台弱・・・イマイチ人気がないようです。

お土産コーナー

ヒロ動物園は小さい動物園なので、展示されている動物も少なめです。ハワイの原生種の鳥や、文化になじみのある原生種の豚などの展示が目立ちます。

「熱帯雨林動物園」の名にふさわしく、熱帯植物の中に、展示用の柵や檻が作られています。植物好きの私にも嬉しいところです。

 

閉園まであまり時間がないため、まずは ギフトショップに。動物のぬいぐるみや動物園とはあまり関係ないおもちゃなどがあるところは、日本の動物園とあまり変わりはありません。目的の動物園オリジナルTシャツを購入して、目玉のホワイト・タイガーを見に行きました。

 

NAMASTE

ヒロ動物園の目玉、「ナマステ」は世界でも珍しいホワイト・タイガーです。この動物園には生後7ヶ月の時、ラスベガスのイリュージョニスト(つまり手品師)Dirk Arthur氏によって寄贈されたそうです。だから、というわけではないようですが、ナマステはナルシストでサービス精神溢れる 虎であるような気がします。

 

この日は人気のナマステのコーナーでも、お客さんは数人。すぐに私たちだけになってしまいました。

ナマステはうろうろしたり、ヤル気なさげです。その時、学校の遠足らしい大勢の子供たちがやってきました。子供たちは、ナマステに大喜びです。すると急にナマステは 、しゃきっとして「オレはトラだぜ」といわんばかりに、子供たちの近くでポーズを取り始めた(?)のです。

 

お客さんがいる時

 

いない時

 

3時半ごろ、ナマステはソワソワしだします。遠くを一生懸命眺めているようです。やがて飼育員さんのカートが見えると、併設されている小屋にむかって走り出しました。3時半からナマステのご飯の時間なのです。小屋の入り口が開いて、ナマステは中に入っていきました。小屋の裏手に回ると、ナマステは鶏を ムシャムシャ食べているところでした。ナマステのご飯は、鶏(ローストチキンになる前のような、羽をむしられた状態)と 土にしか見えないなにか(ビタミンの何からしい)でした。

ナマステは観客の私たちに見えるように(?)、檻の一番前で、バリバリと鶏を噛み砕いていました。

 

HAWAIIAN BIRDS

放し飼いの孔雀

私がこの動物園に行きたかった理由の一つに、ハワイ原生種のタカ「’IO」を見たかったこともあります。

イオは、ハワイ島のノース・コハラやハマクアコーストでよく見られる、という話を聞いて、滞在中空を見上げてばかりいたのですが、はっきり確認することができませんでした。 でも、ヒロに比較的近い場所でも、イオは見ることができるそうです。

ヒロ動物園のイオ、「カポノ」君は、ヒナの時に人間によって巣から盗み出され、飛ぶことができないということです。イオは、猛禽類独特の鋭い目つき、というより、なんだか寂しげな大きな瞳を持つ鳥でした。

 

お散歩中のメレちゃん

ヒロ動物園には、フクロウやアラエなどの鳥たちもいますが。放し飼いのニワトリや孔雀が、動物園を闊歩しています。なかには、ナマステの敷地にも入って行く「冒険者」たちもいますが、ナマステのオナカの中にまで入ってしまった不運な鳥たちもいたそうです。

小動物との「Petting Zoo(動物との触れ合いの時間)」(毎週土曜午後1:30〜2:30)もあります。

私も、スタッフに連れられて、お散歩中のミニチュア・ホースのメレちゃんを触らせてもらいました。大人しくて可愛かったです。

「Petting Zoo」ではイグアナや仔山羊などの動物を触らせてくださるようですが、ナマステに触るのはムリかも。

 

「へへへ、オレ、ナマステ。かっこいいだろ」

 

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