KUILAU RIDGE TRAIL

ENJOY HIKING IN A EARLY MORNING  −Sep.2003−

 

ハワイでは早寝早起き。

早起きして海岸を散歩、早起きしてバードウォッチング、そして・・

 

「早起きしてハイキングをしよう!」

 

KUILAU RIDGE TRAIL

クイラウリッジトレイルの入口

ワイルアの奥にあるクイラウ・リッジ・トレイルは、途中でMoalepe Trailと名前を変えます。

全行程歩くと、かなりの距離になってしまうので、1マイルほど登ったところにある、ピクニック・エリアまでゆっくり歩く予定です。

私たちは、朝6時20分頃、トレイルの入り口にやってきました。車は近くのケアフア森林公園に駐車しました。

クイラウ・リッジ・トレイルの入り口は鬱蒼とした、草むらに隠れるようにしてあります。ちょっと入るのを躊躇してしまうような、入り口です。

轍がはっきり残る道

緩やかな坂が続きます

しかし、草むらの向こうは、案外広い道が延びています。入り口は黄色いゲートで塞がれていて、車が入れないようになっているのですが、未舗装の道は轍の跡がくっきり残っています。

朝の涼しい空気の中を、ゆっくりとトレイルを歩き始めました。道は緩やかな登り坂ですが、息が切れるほどでもありません。

早朝なので、鳥が活発に活動しています。しかし、声は聞こえるのですが姿はよくわかりません。立ち止まって、暫く鳥の行方を追っていても、あまりに素早いので種類を見分けられませんでした。

泥に埋まるグアバ

「この甘酸っぱい匂いは・・・」

「グアバだ〜」

トレイルでは、グアバが山のようになっていて、道にもたくさん落ちています。熟したグアバの匂いが辺りに充満し、むせかえるようです。

「グアバジュース、嫌いになるかも・・・」

時折り、ガサッ、と草むらが揺れるので、何度も振り返っていました。はじめは、何かの動物だと思っていたのですが、どうやら熟したグアバが草むらに落ちている音だったようです。

 

絶景を眺めながら

RIDGEと名前に付くトレイルですが、尾根という感じではありません。緩やかな山肌を歩いている様です。

トレイルから見るワイアレアレ山

トレイルから見える景色は、山頂から眺めるに等しい素晴らしさではないでしょうか。

早朝の斜めの光に、ワイアレアレ山の複雑な稜線が、美しい影を作っています。

山深いので、この時間はまだ太陽は山に隠れています。うすく山々にかかる雲も、薄紅色です。

景色にみとれていると、泥に足を取られてしまいます。前夜、ちょっと雨が降ったようなのですが、この日は、それほど道はぬかるんではいませんでした。

この景色の開けた道を登ると・・・

・・ピクニックテーブルのある広場に出ます

しかし、この辺りは世界の中でも雨量が多いといわれる地域です。雨が作ったドロドロが、ところどころで行く手を遮ります。でも草地が多いので、道を選んで歩けば、 あまり靴を汚さなくても歩けるでしょう。

やがて、両側が開けた、まさに”RIDGE(尾根)”という道に出ました。西側はワイアレアレの山なみ、東側はカパアが見渡せます。

この尾根道を登ると、開けた広場に辿り着きます。

ワイアレアレ山を見渡せる、絶景の広場です。ピクニックテーブルもあり、朝食やランチを持ってきて一休みするのも良さそうです。

靴の泥を川で落とします

ここまで、写真を撮ったり鳥を眺めたり、かなりゆっくり歩いて約45分の道のりでした。

クイラウ・リッジ・トレイルは、まだまだ続きますが、私たちはここから折り返しました。帰りは30分ほどで戻ってきました。

早朝だったからか、往復ともトレイルでは、誰にも会いませんでした。

朝の気持ちのいい空気と、美しい景色を堪能しました。分かれ道もなく、危ない箇所もない、入り口まで普通車で行ける初心者向きトレイルです。ハワイの中でも大好きなトレイルのひとつになりました。

トレイルの入り口まで戻って来ると、トレイルの整備に来られたと思われる人たちが作業の準備をしていました。大変そうなお仕事ですが、ちょっとうらやましくもあり・・・。

 

トレイルから見える景色

 

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