AHUKINI LANDING
リフェ空港への道をそれて、かつてサトウキビを運んだ線路を越えると、AHUKINI STATE RECREATION PIERがあります。 サトウキビが出荷された港も、今は古い桟橋が残るだけです。ハナマウル湾の入り口にあたる場所なので、湾内は穏やかですが、時折、外洋から大波が打ち寄せます。波の荒い冬季は、危ないかもしれません。
シュノーケルやダイビングのポイントとしても知られているらしいのですが(ただし、桟橋には「シュノーケルやダイビングをするな!」の看板が・・)、ここでの一番のレクリエーションは魚釣りらしいです。
たぶん魚釣りは桟橋の上から釣り糸を垂れるのでしょうが、ところどころ朽ち落ちている桟橋を歩くのは、コワイ・・。
桟橋から湾を挟んで見えるのは、ハナマウル・ビーチ・パークです。 私たちが行った、朝早い時間は、誰もいない静かな桟橋でしたが、かなり寂しい場所なので、行ってみようという方は、ちょっと注意したほうがいいかも。
GAY & ROBINSON SUGAR PLANTATION
かつてサトウキビの大規模農場がたくさんあったカウアイには、サトウキビ工場もたくさんありました。しかし、現在ではオロケレで稼動しているものが最後のシュガー・ミルになっています。
50号線の19マイルマーカーの辺り海側に、かつてのOLOKELE SUGAR PLANTATIONはあります。1994年に、現在の持ち主GAY & ROBINSON Inc.に売却され、GAY & ROBINSONに名前が変わりました。
かつてのプランテーションで働いていた人々の家も残る敷地内へは、赤土の道を木々が囲み、ちょっとアメリカ南部の邸宅地のような雰囲気。 100年前の電燈や、昔のままのプランテーション・ハウスで、少しタイムトリップしたような感じもします。
ビジターセンターは月〜金曜の8時から16時、土曜の11時から15時にオープン。見学ツアーもあります。ビジター・センターではお土産品も売っています。ブラック・マウンテン・コーヒー$8.75は、かなりお安いのではないでしょうか。
GUAVA KAI PLANTATION
56号線を北に向かってドライブしていると、23マイルマーカーを過ぎたすぐ山側に、グアバちゃんが微笑みかけています。 グアバちゃんの横手の道をどんどん入っていったところが、グアバ・カイ・プランテーションです。
グアバ農園のビジター・センターがあり、グアバ・ジュースの試飲もできます。ジャムやバターなどのグアバ製品、グアバ以外のリリコイやパイナップルなどの製品も売っています。
さて、グアバ・カイ・プランテーションにはNATURE WALKという、ガーデンが併設されています。
ジンジャーやハイビスカスなどの観賞用の花々に加え、ククイやジャック・フルーツなどの樹木も見ることができます。 一息つくのに、いい場所ですね。 閉園(開園時間は9:00〜17:00)近くに行くと、グアバちゃんはビジターセンター近くまで引っ込んでいることがあるので、曲り角を見落とさないように。
※ ’08年頃からでしょうか、グアバちゃんを見なくなり、グアバ・カイ・プランテーションはどうなったのかな、と気になっていましたが、ビジターセンターはクローズされたようです。ウーム。
56号線を北上し、プリンスヴィルを通り過ぎると、左手に展望台が見えてきます。 ここから見える景色は、絵葉書やガイドブックでもお馴染みですが、実際にここに立って見ると、改めて「カウアイって、いいなあ」と、思います。綺麗な海岸線や色とりどりの花々以外にも、ハワイの美しさを感じる景色のひとつです。
眼下に流れる川はハナレイ川です。カヤックツアーなどが行われています。ハナレイ川の周囲はNational Wildlife Refugeに指定された地域で、一般には開放されていません。多くの水鳥たちが、人間に邪魔をされることなく、暮らしているそうです。 田んぼに見えるのは、タロの畑です。1200年以上前から、この地ではタロを栽培してきました。ハナレイにあるタロ畑で全ハワイの約6割のタロを生産しているそうです。
HANAMAULU BEACH
カウアイには、観光客にも人気のビーチと、ほとんど観光客は来ないビーチがあります。ハナマウル・ビーチは明らかに後者でしょう。 ガイドブックなどにはあまり登場しないハナマウル・ビーチですが、実はキャンプ場の施設もある設備の整ったビーチパークです。しかし、その設備を利用しているのは、ほとんどが地元の人たちのようです。 私たちが行った時も、たくさんのローカルの子供たちが海で遊んでいましたが、観光客と思われる人は私たちだけ。
ビーチが分かりにくい場所にあることも、観光客が来ないことの理由なのかもしれません。ハイウェイから反れた、住宅地の間を抜ける道は、その先にビーチがあるような感じはしません。 しかし、サトウキビを運ぶために掛けられたと思われる橋の名残があったり、この道はなかなか赴きがあります。 ハナマウル・ビーチから、ハナマウル湾を挟んでアフキニ・ランディングが見えます。この辺りは、地元の人たちの憩いの場という感じです。
HINDU MONASTERY
ワイルア川の上流に、カウアイ・ヒンドゥ教寺院があります。 ワイルア川を見下ろす絶景と、広い良く手入れされた美しい庭を持つ、この寺院では、20人以上の僧が暮らしていらっしゃるそうです。 庭園にはインドから取寄せた珍しい植物が多く見られます。植物の世話も、僧侶のみなさんのお仕事だそうです。カウアイではあまり見かけない、ジャカランダも花を咲かせていました。
現在、大きな寺院を建設中とのことで、インドから取寄せた石で、やはりインドからいらした、石工のみなさんが、彫刻を施しておられました。この寺院の「ご神体」にあたる、大きなクリスタルも見せて頂けますが、撮影は禁止だそうです。 月に何日かガイド付きの公開日がありますが、ガイドの内容はやや宗教色の強いものです。ガイド料は無料ですが、お布施をすると喜ばれます。観光ポイントではなく、宗教施設なので、訪問にはそれなりの配慮が必要かもしれません。
リフエのマリオットの前に広がるカラパキビーチは、ファミリー向けのきれいなビーチだそうです。 私たちはカウアイに行くと一度はカラパキ・ベイに行くのですが、それはビーチで遊ぶためではなく、サーフィンを見物することが目的。 実はカラパキ・ビーチには、行ったことがないんです。
波乗りをする人はもちろん、しない人でも、みごとなサーフィンを見るのは楽しいものです。 カラパキ・ビーチに到るカラパキ・ベイは深い湾になっているので、Nawiliwili港側の小さな公園(Nawiliwili Park)の前からサーファーたちは次々と海に入ってい きます。 この公園の前に低い堤防があるのですが、とても近くでサーフィンを見ることが出来るのです。真横からサーファーたちを眺める感じですね。 海に入っているのは、ほとんどローカルのサーファーのようです。 ガイドブックによると、ビギナー向けのポイントということですが、右の写真をみると、結構いい波でしょ。 ノースショアに比べてビギナー向けということかしら・・? 最近は、パドル・サーフィンをしている人も多く見かけます。
ワイルアの奥にあるケアフア森林公園では、小川を挟んで草地が広がっています。 右岸にも左岸にもピクニックテーブルがあり、家族でお弁当を持ってピクニックに来るのに、いい場所ではないでしょうか。
ローカルの子供たちも川遊びをしているらしく、石で堰を作って遊んだ跡などもみかけます。周囲は、美しい森でハウの花やブルージンジャーを見ることもできます。
小川は道路を越えるように流れていますが、左上の写真の道以外にこの川を越える橋などはありません。 普通車を借りた方は川岸に停めて、ビーチサンダルなどを履いて、徒歩で川を渡る方がいいと思います。水没して、ドアを開けてマットなどを乾かしているレンタカーを 何度か見たことがありますが、マットを乾かす位ならまだしも、ここでエンストすると本当に大変です。
川を越えると、ペインテッド・ガム・ ツリーなどの変わった木々が目に付きます。少し奥まで散歩をしてみると、湿地にアマサギが群れを作っている様子などもみることができます。 クイラウ・リッジ・トレイルを歩く時も、この公園に駐車するのがいいでしょう。人気のないところなので、車に荷物を残しておくのは避けたほうがいいと思います。
また、ここから先は狩猟区になるため、土日はハンターも多いようです。 ここは、私のお気に入りの場所で、カウアイ滞在中は必ずお散歩に行きます。トレッキングは、ちょっと・・という方も、森林浴に訪れてみるのは如何でしょう。
KILAUEA LIGHTHOUSE
1913年に建てられた、キラウエア・ライトハウスは、1970年代半ばまで、太平洋航路のハワイの目印になっていました。
半島の端に建つ白い灯台は、記念撮影に最適ですが、冬はホエール・ウォッチにも最適な場所です。高倍率の双眼鏡の貸し出しを行っていますので、イルカの波乗りを陸から眺めることもできます。 ノースのすばらしい海岸線を眺めるのにも、いい場所です。
灯台へのゲートは10時から16時まで開いており、駐車場は、入口から車で数百mほど入った場所にあります。
以前は、入場料は箱にお金を入れる、善意に任せた方法を取っていましたが、数年前から入場料を払う有人のゲートができました。(’09年現在は大人$5)
キラウエア灯台を含むこの一帯は、National Wildlife Refugeになっています。灯台から見下ろす小さな島、モクアエアエ島もカツオドリのサンクチュアリです。モクアエアエとは、ハワイ語で「上潮に泡だつ破片」の意味です。 灯台から見える崖一面に、海鳥のコロニーがあり、灯台周辺の草むらにも、鳥たちが営巣していますので、脅かさないようにしましょう。 ネネが灯台の下の草地でエサをついばんでいることもありますよ。
KUKUIOLONO PARK
50号線のカラヘホ付近で、Papalina Rd.へ入り、道なりに坂道を登っていくとククイオロノ・パークの門の前に出ます。 9ホールのゴルフコースと共にマクブライド氏が造成した公園は、海を見下ろす眺めのいい高台にあり、ニイハウ島もきれいに見ることができ ます。ゴルフ料金は格安だそうです。
入り口近くにある熱帯植物に囲まれた石庭(写真右下)は、なかなかモダンな日本庭園です。 この日本庭園の近くに、たくさんの種類のプルメリアが植えられています。濃いピンクなどのあまり見かけないプルメリアもあるので、花好きにはちょっと寄りたくなる場所です。 結婚式も、この公園内で行えるそうです。
開園時間は朝7時から夕方6時半までなので、門が閉まらないうちに出てくださいね。
LYDGATE BEACH PARK
ワイルア川を渡る橋の少し南で、海側に曲がると、そこはリドゲート・ビーチ・パーク。 ここは、観光客にも、ローカルにも人気のファミリー向けビーチパークで、 いつもたくさんの人で賑わっています。よくフラなどのレッスンをしている光景も見ます。
海岸には海中に石を積んで囲ったプールがあり、波や潮流を遮ってくれます。2つあるプールのうち、海に向かって、左側が浅め。 いつも小さな子供がたくさん遊んでいます。
右の方はやや深めで、たくさん魚を見ることができる、なかなかいいシュノーケルポイント。 かなり大きな魚が群れで泳いでいたりして、ドキッとすることもあります。 午前中の方がシュノーケルには適しているようです。
ライフセーバーもいるし、脱衣所付きのトイレ(ビーチのトイレとしては、なかなかキレイな方)やシャワー、屋根付きのピクニックテーブルと白砂の広いビーチ、南側には子供用の遊戯施設もあります。海で遊ぶには素晴らしいビーチの一つですが、ハワイの文化にとって重要な場所でもあるのです。
ビーチパークの北側、ワイルア川の近くには Hikina A Ka La Heiauがあります。 ヒキナ・ア・カ・ラの意味は「陽が昇る(rising of the sun)」。東に向いたこのビーチからは、一年を通して海から 陽が昇るのを見ることができます。 ここは、カプを破った人々が逃げ込んだヘイアウですが、ワイルア川の周辺にはヘイアウがとても多く、ハワイアンにとって重要な場所だったことが分かります。 ワイルア川の近くには、ペトログリフもあるのですが、干潮時でないと分かりにくいでしょう。 干潮の時でも、砂をかぶっていたり、近年では流木に埋もれていたりと、なかなか見つけ難い。足元も不安定な場所なので、見に行く人は気をつけて下さい。
カウアイのノースショアを、ハナレイを抜け560号線をどんどん進んでいくと、9マイルマーカーに近い辺りに、Ha'ena Beach Parkがあります。 キャンプ地でもあるこのビーチの向かい、山側にドライケーブと呼ばれているこのマニニホロ洞窟があります。
写真ではあまり分からないのですが、かなり大きくて深い洞窟です。 右下の写真は、洞窟の中から外へ向って撮影したものですが、写真左側に、小さく人が写っているのがわかるでしょうか?この人と比較して洞窟の大きさを想像して下さい。
洞窟の中へ入っていけるのですが、正直に言って昼でも少し怖いです。中まで光が差し込んでいるので、懐中電灯などの必要はありません。 この洞窟の前は駐車禁止なので、ビーチパークの駐車場を使いましょう。トイレもあり、スナックなどを売る車も停まっていたりするので、ドライブ休憩をねての観光にもいいポイントです。
50号線でワイメアの街へ入ってすぐに、キャプテン・クック上陸記念碑があります。 記念碑を過ぎてすぐ右のMenehune Rd.を1.4マイルほど登ったところに、Menehune Ditchがあります。 Ditchは左手にあるのですが、気をつけていないと見過ごしてしまうので注意してください。 ワイメア川にかかるSwinging Bridgeを目標にして、そのすぐ手前くらいです。
駐車場などは特になく、道も狭いので、少し手前のやや広めのところに駐車しました。 水路、といっても細い溝が道に沿って流れているだけで、「どこがメネフネが造ったんだろう?」と思いましたが、右写真の岩に開いた水路のトンネルを見て「なるほど〜」と、納得。 このトンネルは、高さが1mほどしかなく、とても普通の人間が掘り進んだようにも、自然にできたようにも見えません。 ハワイ諸島でも、まれな建造物だそうです。
Nawiliwiliの港の辺りは、ちょっと寂しくてドライブしていても心細い。 港に沿って走って行くとメネフネ・フィッシュポンドがあります。
Puhiの方から来ると、50号線をコミュニティカレッジの前で海側のPuhi Rd.に入り、突き当りのHulemalu Rd.を左折。右手に展望台が見えてきます。車は2、3台なら停められます。
写真の左の方に見えるフレイア川では、カヌーツアーも行われています。展望台からカヌーを漕ぐ人たちを見かけます。 このフィッシュポンドの周りはマングローブの木で覆われていますが、この木の根は魚の稚魚が育つには大変いい環境なのだそうです。 逆に、マングローブの根は、フィッシュポンドに積んだ石を砕いてしまうので、フィッシュポンドの保存のために、マングローブを適当に伐採しているそうです。
MOIR GARDENS
Kiahuna Plantaion Resortの中にある、Moir Pau a Laka Cactus and Flower Gardenは、一般に「モア・ガーデン」と呼ばれています。「Pau a Laka」とは、フラの女神ラカのスカート(フラで使う「パウ」のこと)という意味です。 コンドミニアムの敷地内ですが、ビジター用の駐車場も用意されており、入園は無料です。
モア・ガーデンは、コロアのさとうきびプランテーションのマネージャーの邸宅として建てられた建物に付随して造園されたものです。
この土地と建物は、自身もプランテーションの経営者であったKnudsen氏が娘の結婚に際してプレゼントしたものでした。 その後、娘婿のMoir氏(コロア・プランテーションのマネージャー)によって、カウアイ南岸のプランテーション を持つ豪農たちの、社交界の場として中心的な役割を果たしました。
Moir家は熱心に造園を行い、特にそのサボテンのガーデンは1948年に「世界のサボテンと多肉植物のガーデン・ベスト10」に選ばれています。
現在、Moir家はメインランドに移住し、コンドミニアム会社によって土地は買われましたが、プランテーションハウスはレストランとして現在も使われています。 ガーデンでは、有名なカクタスの他、手入れの行き届いたブルージンジャーやハイビスカスなどを見ることができます。ポイプ・ビーチのすぐ近くなので、海水浴の後の散歩にもいかがでしょう。
ノウノウ山は、スリーピングジャイアントと呼ばれています。 カウアイの東側ワイルアに、ノウノウ山はあります。ノウノウ山を登るトレッキング路が南側・西側・東側の3ルートあります。
ノウノウ山のよく見える場所は、ワイルアから56号線を少し北に上ったところにあります。カメハメハ王の史跡を示すマーカーがあるので、山側に曲がって駐車してください。駐車スペースもあります。 写真のノウノウ山は、このシーニックポイントから撮影しました。巨人が左手を頭にして横たわっているように見えますか?
56号線をリフエからカパアへと北上し、ワイルア川を渡ってすぐ580号線へ左折します。1.5マイル程道を登ると、右手にオパエカア滝が見えてきます。
道のすぐ脇にワイルア川が流れているところから、この滝をワイルア滝と勘違いされている方も多いようです。 ハワイ語で「転がるエビ」という変わった滝の名前は、滝壷で小エビが跳ねていたことから付けられたと言われています。 滝の流れがエビのシッポに似ているから、という説もあります。
広い駐車場があり、大型バスがよくやってきます。島の一日観光のルートにも入っているようです。 滝がきれいに見えるのは午前中ですが、ちょうどツアーのバスが多くやってくる時間帯でもあるので、気ぜわしい感じが否めません。 道を挟んで左側にワイルア川展望台があり、近くにいくつものヘイアウも見ることが出来ます。
POIPU BEACH
雨が多いというイメージのカウアイですが、その名も「サニー・ポイプ」と呼ばれるポイプ・ビーチは、ほとんどいつでも、お天気に恵まれています。
ポイプ・ビーチ・パークには、ライフ・ガードが常駐し、防波堤に囲まれた波の穏やかな場所では、小さな子供も安心して遊ぶことができます。 そのうえ、ポイプ・ビーチ・パークの周辺では、モンクシールが浜辺に遊びに来ることも多いのです。
カウアイでは、観光客向けのビーチというイメージがありますが、ちょっとシュノーケルしただけで、ハワイ固有種の熱帯魚を見つけられる、なかなか侮れない場所でもあります。
駐車場、トイレ、屋根つきのピクニックエリア、シャワー、子供用遊具、ステキなヤシの木、時々モンクシール付きのカウアイのビーチの王道です。
POLIHALE BEACH
西へ西へとカウアイのハイウェイを進むと、サトウキビ畑に囲まれた、未舗装路の行き止まりになります。ポリハレ・ビーチはこのサトウキビ畑の先です。
未舗装路の走行はレンタカーの保険が効かない上、砂地なので普通車はスタックしてしまう危険が大です。とは言え、多くの観光客がビーチまでやってきています。私は4WDのレンタカーで行きました。
西の果てのこのビーチは、ヘイアウなどもあり、ハワイアンの史跡が残る場所です。 魂がこの地から旅立つとも言われています。 海の向こうに、ニイハウの島影も見えます。 冬季は波が高く、ビーチは危険な状況になるそうです。夏も潮の流れが速く、遊泳に向いているとは言いがたいそう。 夕暮れの優しい光の中で、ぼんやり海を眺めるのにはステキな場所ですが、暗くなって砂地でスタックすると大変かな。 米軍基地が近いためか、演習などで閉鎖されることもあるので注意しましょう。
SALT POND BEACH PARK
ハナペペから海へ向かって1マイルほど行くと、古代ハワイアンが作った塩田を今もなお、使っている場所に出ます。この塩田(ソルト・ポンド)の近くにあるのが、ソルト・ポンド・ビーチパークです。 ライフ・ガードや、ピクニックエリアもある、設備の整ったビーチパークで、大きな岩が防波堤になっているため、小さな子供たちも安心して遊んでいます。
さて、このビーチパークの大きな特色は「ほとんどローカルしかいない」と、いうことでしょう。
日曜日の午後、ビーチで泳いでいると、なにやらいい匂いが・・・。すぐそこで、ローカルのみなさんがBBQパーティ用のお肉を焼いていました。観光客と違って、下準備ばっちりなので、とてもおいしそうです。 屋根のあるピクニックテーブルの方で、大音響で音楽を流しているな、とは思っていたのですが、どうもこのダイアナ・ロスはヘタすぎ・・・と、思ったら カラオケパーティでした。 ソルト・ポンド・ビーチパークで、ハワイの休日の雰囲気を楽しむのもいいですよ。
ポイプの西、アラートンガーデンへ至るLawa'i Road沿いにSpouting Horn−潮吹き岩があります。 広い駐車場に車を停めて、柵の内側から潮吹きを見学しましょう。
以前は、もっと高くまで潮を吹いていたそうですが、1920年代に砂糖会社によって潮吹きの穴は爆破され、広げられてしまいました。さとうきび畑に潮がかかるから、という理由だったそうです。 潮吹きをもっと近くで見ようと、溶岩の上を歩く人がいるそうですが、大変危険です。亡くなった方もいます。
昔、大きなトカゲの魔物−Mo'oが、カウアイのこの辺りに住んでいました。モーは、泳ぎに来たり、釣りに来た人間を捕まえては食べていました。 ある時、Likoという若者が釣りに来ました。モーはリコを食べようとしたので、リコは銛をモーに投げつけました。怒ったモーはリコを追いかけましたが、この潮吹き岩にモーは落ちてしまいました。 モーのうなり声が、今でも潮吹き岩から聞こえてきます。
SWINGING FOOT-BRIDGE, WAIMEA
Menehune Ditchのすぐ近くの、Swinging Bridgeです。
ハナペペのスィンギング・ブリッジが有名ですが、こちらはワイメア川にかかる橋。木製で、歩道橋のように階段を上がって橋を渡ります。多少、揺れますが、日本のつり橋ほどは揺れません。 隣接の農場のために作られたそうですが、ハリケーンによって古い橋は崩壊、今ある橋は1996年に再建されたものです。 辺りは緑が濃く、橋に覆い被さるように木が両岸に茂っています。橋の上からみていると、少し川下を車がジャバジャバ渡っていくのがみえました。
ワイカナロア・ウエットケーブは、ノースショアを560号線の終わり近くまで走った山側にあります。ドライケーブよりさらに先、リマフリガーデンの少し先です。 この道は、駐停車禁止なのですが、ウェットケーブの前は少しの時間なら停車しても大丈夫です。
水を湛えたこのケーブは、入り口付近からでは思っても見ないほど、深く広い洞窟です。 右の写真の左端付近にいる人の大きさから、洞窟の広さが感じられるでしょうか? 水の中に小魚が泳いでいるのが見えましたが、ひんやりした洞窟は神秘的な雰囲気です。 ドライケーブと違って、水で満たされているので、どれくらい深いかは、わかりません。そんな雰囲気がまた、神秘的に思われるのでしょうね。 左の写真は洞窟から空を見上げたところですが、外がまぶしいウエットケーブです。
WAIKAPALA'E WET CAVE
WAIKAPALA’E WET CAVEは、もうひとつの、ウエット・ケーブ、WAIKANALOA WET CAVEと違い、560号線から少し奥にあります。
560号線から山側へ入るトレイルの急な山道を登ると、崖の下にぽっかり大きな洞窟があるのが見えます。この洞窟へ降りる道も、足場の悪く滑りやすい道です。
私たちが行ったときも何人もの人が泳いでいましたが、この洞窟に貯まった水は、大変冷たく、深いそうです。また、人体に有害なバクテリアも検出されているよう。それに、洞窟に下りると、なんだか少し生臭い匂いがしました。
この奥に、小さい洞窟がさらに隠れているそうですが、もちろん泳いでいかないと、たどり着けません。 その小さい洞窟では、水の反射によって小さな空間は青い部屋に見えるそうなので、ブルー・ルームと呼ばれています。ブルー・ルームまで行くのは、ちょっと危険みたいですね。 この水は、地下を通って海から流れ込んでいるそうで、潮の満ち干きによって深さが変わるそうです。
リフエから56号線を北上し、Wilcox病院を過ぎたあたりで、道が二股に分かれるので、左折してMa'alo Roadに入ります。 この道は山登りのような感じで、だんだん道幅も狭くなっていきます。たぶん、大型バスは入ってこれないでしょう。 ホントにこの道かな・・・と、不安になってきた頃に少し道が開けて、右手にワイルア滝がみえてきます。
道の先に駐車場もあり、たくさんの観光客が滝を覗いて写真を撮っています。
ここからは、見下ろすように滝を眺めることが出来ます。 滝の周辺で、巣でもあるのか、ネッタイチョウが飛びまわっていました。
高さは80フィート(24m)と、滝としてはそれほど高くはないのですが、上から見下ろすとやっぱり怖いですね。滝壷に下りるトレイルロードもあるようです。 「下りるな!」という立て札もありますが、服をダートに染めても「降りてみるぞ!」と、いう観光客を何人も見かけました。
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