FAMOUS SECRET BEACH −May 2005−
シークレット・ビーチ・・・なんてドキドキする言葉でしょう。 「ここはシークレット・ビーチなんだけどね」と聞いただけで、 行ってみたくなるのは何故でしょう。 カウアイ島には、なんと「シークレット・ビーチ」という名前のビーチがあるんですよ。
「有名なヒミツのビーチ」
たくさん車が・・・
さて、カウアイのシークレット・ビーチはヌーディスト・ビーチである、という専らのウワサです。 「なんでも、全裸でギターを弾いている人がいたりするそうだよ」 「ええっ!それは、ちょっと見てみたい・・・じゃなくて、すごいところねえ」 ハワイは、移住してきたヒッピーも多いところなので、そのギター氏も、けして変質者なわけではなく、LOVE&PEACEな人なのでしょう。 幹線道路から少し海側に入った未舗装路へと車を走らせます。この先にシークレット・ビーチへ降りるトレイルがあるはずです。 「あれ、なんかたくさん車が停まっている・・・」 未舗装路の路肩には、何台もの車が停まっていました。一見してロコの車と思われるものも、レンタカーと思われるものもあります。 「誰も知らないから、シークレットって言うわけじゃないのね」 「うーん、かなり有名なシークレット・ビーチみたいだよ」 地図にも書いてあるくらいですしね。 未舗装路の脇は豪邸を建設中のようです。この道もそのうち、通行禁止とかにならないといいなあ。
SECRET BEACH 建設中の豪邸と森との境に沿って、トレイルがのびています。なだらかな歩きやすい道です。 「なんだー、すごい崖を降りるのかと思っていたよ・・・あれ」 すれ違う人たちの、息がちょっとあがっています。その訳はすぐに分かりました。切り通しを抜けると、かなり急な坂道になっていました。帰路の途中で、休んでいる年配の方もいますが、それほど長い距離でもないので、大丈夫です。 崖を降りると、そこは広いビーチです。
カウアイは、綺麗なビーチが本当に多いのですが、ここもとても美しい。 シークレット・ビーチの本当の名前は、カウアペア・ビーチといいます。冬季は、波が荒くなり、危険なので海に近づかないよう注意してください。 海に向かって遠い右手に、キラウエア灯台が見えます。キラウエア灯台に向かって、ゆっくりビーチを歩くことにしました。
「すごい崖だね」 「この崖の上の家は高いんだろうね」 だって、こんな素敵なオーシャンビューですもの。 崖から水が流れ出ている場所が何箇所もあり、砂浜に浅い水溜りを作っています。ウリリが水溜りの中をエサを探して歩いていました。 「どこにギターのヒトはいるの?」 「アトラクションじゃないんだからさ、常駐しているわけじゃないよ」 ギター氏もいませんが、ヌードのヒトもいません。これだけ有名になると、もうヌーディスト・ビーチじゃないのかもしれませんね。 「よかった、みんな裸だったら、どうしたらいいか分からなかった」 「自分も脱ぐのが礼儀なのかね」 でも、ハワイではビーチで全裸になるのは法律違反だそうです、ご注意ください。 ビーチのキラウエア灯台寄りは、たくさんサーファーが海に入っています。「いつもこのポイントに入る」というサーファーもいるように、いいサーフ・ポイントなようです。でも、駐車場からサーフボードを抱えてここまで来るのは・・・。 あまりにビーチが広いので、端から端まで探検するのはやめて、もときた道を引き返すことにしました。 「あれ、どこから降りてきたっけ・・」 ここでロマンチックな夕暮れを過ごしてもいいけど、暗くなったら、降りてきた道が分からなくなるかも。
キラウエア灯台とモクアエア島が見えます
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