SURVIVED THE ROAD FROM HANA. - OCT. 2000 -
「ハナへドライブ・・・ハナからドライブ」
準備 持ち物:お弁当(早朝でも開いていたマウイコーヒーでサンドイッチを買う) 飲み物(ミネラルウォーター) 魔法瓶に入れたコーヒー お弁当を持参したのは、ハナでは食事をするところが少ないためです。(ハナでのお食事情報は下記参照)
360号線まで 朝6時に起床。 Hana Hwy.は、年々車が多くなっているようです。 The Ultimate Guidebookによると、ほとんどのハナへ行く車は8時半から10時の間にカフルイを通るそうなので、8時半より早くカフルイを通過しなくてはなりません。 カフルイ市内からHana Hwy.に乗ります。マイルマーカーが16マイルを過ぎたあと、Hana Hwyは36号線から360号線となり、基点が変わります。 急に2とか3とか若い数字のマーカーを見ても、道を間違えたわけではありません。
− HO'OKIPA − パイアの曲がり角を過ぎ2マイルほど走るとHo'okipa Beachがあります。 ウインドサーフィンのポイントで有名なこのビーチは、風の関係でウインドサーファーは午後からのようです。 サーファーも海に入っていますが、ここはローカル上級者向けのビーチらしいので、突然海に入ることは避けたほうが良さそうです。 別の日の午後、展望台からビーチの方へ行ってみると、そこにはローカルしかいませんでした。 前を走っていたローカルの車は屋根のある休憩所(パビリオンというらしい)で一時停止し、中から出てきたローカルの男性に挨拶。男性は車の置く場所を指示していました。 よくサーフィンはローカル優先であることを知らない観光客が、トラブルになることが多いと聞きますが、このビーチでマウイ初めての観光客が適当に車を置き、前乗りで波に乗れるとしたら、それはそれですごいことだと思います。 サーフィンをしない方も、展望台からウインドサーファーの華麗なサーフィンは見る価値ありです。
HANAまで 道はどんどんクネクネしていきます。 でも、朝早く出発したかいがあって、 道は空いています。 途中からセンターラインがなくなるので、対向車が頻繁にくるのはイヤだと思うのですが、たまにロコの車とすれ違うくらいです。 左の写真の奥にワンレーンブリッジがあるのですが、このようなところでは、必ず減速した方がいいですね。 ハナへのドライブは進行方向左手、ドライバー側が海なのですが、 ドライバーに景色を楽しむゆとりは、あまりなさそうです。右のような写真を撮るためには一時停止をしなくてはならないのですが、これも道が空いている時間帯ならでは、でしょう。 ハナへ行くというのは、ほとんどがその過程であるドライブを楽しむことなので、自分のペースで楽しく運転するためにも、早い時間の出発は重要なようです。
−WAI'ANAPANAPA PARK −
ハナまでの道ではいくつか観光ポイントがあります。 全部見ているとお昼までにハナにたどり着けなくなるので、いくつかポイントを決めておいた方が良いようです。 WAI'ANAPANAPA PARKへは32マイルのマイルマーカーを過ぎてすぐ左折します。 曲がったところは、私道の様な道なので、ちょっと躊躇します。 「子供がいるからゆっくり走って」などの看板が立つ民家の間を抜けていくと、トゥリートンネルになっている道へ出ます。 この先がWAI'ANAPANAPA PARKです。 ここはキャンプ地にもなっているのですが、キャンプではなく居住しているのではないか、と思わせるテントも張られています。 ブラックサンドビーチは、ビッグアイランドへ行かなければ見れないと考えられがちですが、ここも美しいブラックサンドビーチです。 ただ、風が強く波が荒い上、岩場が多くライフガードもいないようなので、水泳はよほどの注意が必要でしょう。 泳がなくても、このビーチを見に来る価値はあると思います。 オアフやカウアイなどの出来てから年月が経っている島々には、このようなブラックサンドビーチはないそうです。 HANA BAYまでのトレッキングルートも、ここから始まっています。
HANA WAI'ANAPANAPA PARK から360号線に戻ると、ハナはすぐそこです。 天国のようなと称されるハナは、実際は地味な漁村という印象を受けます。 しかし、HANA BAY(写真下)でのんびりお弁当を食べていると、時間が止まっているかのような感じがします。 ハナに来るほとんどの人が、HANA RANCH HOUSEでお昼を食べているんじゃないかと思いますが、お弁当を持ってHANA BAYでのんびりするのもいいですよ。 HANA BAYでは、いくつかテーブルが湾に面して設置されています。 ここへ来るには、360号線から海側へ道を外れなければいけません。 マイルマーカーの34マイルを過ぎたあたりから、左(海側)へ折れるタイミングを計るとよいようです。 ハセガワゼネラルストアまで来てしまったら行き過ぎです。 その、ハセガワゼネラルストアは360号線の海側にあります。 なんだかどこかで入ったことがある、というデジャヴに襲われるハセガワゼネラルストアで、飲み物やお菓子などドライブのお供を補給しました。 ハセガワゼネラルストアオリジナルのコーヒー豆も売っています。オーガニックのコーヒーはその値段にも関わらず、居合わせたツアーのお客さんが買い占めていってしまいました。
KIPAHULU ハナを過ぎると360号線は名前を31号線に変えます。 ハナから進むとマイルマーカーは、51マイル目から減数していくことになるので、急に増えたマイル表示に驚かないでください。 45マイルマーカーと44マイルマーカーの間、山側にWAILUA FALLS(左写真)があります。 この滝は、ハナの道の中でも最も美しい滝のひとつです。 道のわきで、前回来たときと同じ、ヤシの葉で編んだ帽子を売っている人がいました。前回は、ココナッツジュースを売るトラックも見たのですが、今回は見ませんでした。
− 'OHE'O GULCH −
42マイルマーカーの辺りに'OHE'O峡谷があります。 31号線の橋から、いきなり下へ飛び降りている子供たちが見えたら、海側へ道を曲がりましょう。 駐車場から右の写真の滝と池までは、しばらく歩きます。 ここで泳ぐ人は水着を持っていきましょう! ただ、海に流されて亡くなった方もいらっしゃるので、注意してください。 水が跳ねているのは、男の子が飛び込んだからです。 結構暑いので、かなり気持ち良さそうにみえます。 ハワイの川には怖いバクテリアが混ざっていることがあるそうですが、みなさんあまり気にしてない様子。 ハナではなく、ここでお弁当でも良さそうです。
PI'ILANI Hwy.
ご注意 PI'ILANI Hwy.には、未舗装道路が含まれています。 ここを走行中の事故には、レンタカーの保険がききません。(レンタカーの保険約款をよくお読みください) あえて、未舗装道路を進まれる方は、万が一の場合全てご自分で責任を負うことになります。 このサイトで見たから行った、という責任は負えません。 と、はじめに脅すようなことを書いてしまいましたが、40マイルマーカーを過ぎたあたりから、道はとんでもないことになっていきます。 この時点ではまだ舗装道路ですが、 山側・・・剥き出しの崖で、いつがけ崩れがあっても不思議ではなさそう 海側・・・ガードレールもない海への崖 しかも、クネクネ度は増し前方に対向車がいるか、全くわかりません。 最近落下したらしい岩なども、道路に転がっています。 曲がり角などでは、車は絶対すれ違えないくらい、道路は狭くなっているのですが、時々対向車がやってくるので、すれ違えそうなところで相手を待ってあげなくてはなりません。 すごい傾斜道を真剣な顔の中年女性ドライバーが、じりじりとレンタカーで降りてくるのに会ったときは、ちょっと泣きそうになりました。 この道で引き返すことはちょっと難しいので、 もし戻るなら'OHE'O峡谷でHANA Hwy.を戻った方が絶対いいでしょう。
38マイルマーカーを過ぎてしばらくすると、未舗装道路になります。 私の印象では、ここから先は今来た2キロ以上の地獄のような道に比べれば楽です。 でも、雨の後などスタックしたら抜け出せなくなりそうです。 レンタカー会社では返却の時に、爆弾を探す時に使いそうな、棒の先に鏡がついたもので、車体の下を調べていました。 未舗装道路では、車体が道路を擦ってしまい、車を傷つけるらしいので、十分注意しましょう。 未舗装道路は5マイル続くのですが、山側にあるKAUPO STOREを見つけたら、もう少しで未舗装道路も終わりです。 ここは、飲み物やスナックの補給の(トイレ休憩も)ラストチャンスです。
ここから1マイルほどで、まがりなりにも「舗装」してある道路になります。 しかし、ここからクラまでもあと30マイル、カフルイまでは50マイル以上あります。がんばりましょう! と、突然ウソのように道の状態は良くなります。 センターラインのひかれたかなり広めの道路が緩やかな坂を作っています。 しかも、辺りに車の影もなし・・・。 公共工事で、たいそうな道路を作ってしまうのは、ハワイも同じなのでしょうか。
右の写真は、ハレアカラの溶岩が流れた後、峡谷になっているところです。 実は、この風景を見るだけなら、クラから逆周りで全く問題なく来れるんですよね。 ハレアカラの南側が見たいだけの人は、クラから37号線を通ってPI'ILANI Hwy.に来ましょう。 31号線は途中で37号線と名前を変えますが、マイルマーカーのカウントはそのままです。 しばらく走ると、左手にマケナやワイレアのホテル群が見えてきます。 ここからダイレクトに降りていくことはできないので、やはりカフルイ経由で西海岸地域へ戻りましょう。 これで私もハナの道からSURVIVED(生還)しました。
− RESTAURANT - ハナで食事が出来る場所は限られています。 私が見たことがあるのは、以下のお店です。 <HANA RANCH HOUSE>(右の写真) 私もここでビュッフェの昼食をとったことがあります。 ツアーでも使われているようです。 インサイドのレストランと外にテイクアウトの様な窓口があります。 あるガイドブックで、あまりにもここを貶していたので、 今回は行きませんでした。 <TUTU’S SNACK SHOP> HANA BAYにある、スタンドショップ。 ホットドッグなどがあるようです。 ここで、食事をする時は、私たちが使った、湾沿いに設置されたテーブルを使うことになるでしょう。 <HOTEL HANA MAUI> ハナマウイではビジターに対してレストランを開放していない、と思い込んでいました。 どうやら違うようですが、念のため予約も兼ねてホテルにお電話されることをお薦めします。
− RESTROOM − 最も重要な情報のひとつのトイレ情報です。 私が覚えている限りの、ハナへのドライブで遭遇するトイレです。 <KAUMAHINA STATE WAYSIDE>360号線12マイルマーカーを過ぎた所 もし、本当に緊急な事態でなければ、簡易トイレに行くのは避けましょう。 お食事中の方もいらっしゃると思いますので、くわしいコメントは避けます。 <PUA'A KA'A STATE PARK>360号線マイルマーカー22と23の中間 先のカウマヒナのトイレを使うのであれば、我慢してこちらにしましょう。 一応水洗です。 カウマヒナのトイレを見た後では、大変きれいなトイレに見えます。 <WA'ANAPANAPA PARK>場所は本文参照 キャンプ地なので、トイレもあります。 <HANA> HANA RANCH HOUSEの外にトイレがあります。 レストラン利用者でなくても、使えそうです。 <'OHE'O GULCH>場所は本文参照 駐車場近くにトイレがありました。 <KAUPO STORE>未舗装道路にあるショップ。場所は本文参照 店の裏手にトイレがあるそうです。 利用していないので、くわしいことはお知らせできません。すみません。 ここはトイレのラストチャンスです。
PI'ILANI Hwy.よりハレアカラを見る
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