A WATERFALLS IN A GARDEN - Apr. 2004 -
ヒロから19号線を北上する道は「ハマクア・コースト」と呼ばれる、 美しいドライブ・コースです。 海の青さと木々の緑に加え、たくさんの滝を、 ハマクア・コーストでは見ることができます。 その滝のなかのひとつを見に行きました。
「ガーデンへ滝を見に行く」
WORLD BOTANICAL GARDEN
ハマクア・コーストにはUmauma Fallsという、階段状の滝があります。 この滝は、19号線のマイルマーカー16の少し北にある橋からも、少しだけ滝を見ることができます。橋の南側に車を停められるスペースがあるので、そこから橋へ歩いて滝をみますが、この橋は欄干が低い上、車も頻繁に通るので、ちょっと怖い・・・。その上、滝はちょっとだけしか見えません。
滝を間近で見るには、WORLD BOTANICAL GARDENという植物園に入るといいそうです。 ワールド・ボタニカル・ガーデンの入り口は、マイルマーカー16の近くから山側に少し入ったところにあります。看板のガイドに従って車を走らせると、小さなフルーツ・スタンドのような小屋が見えました。でも、ガーデンらしい雰囲気はありません。 私たちの他にも、滝見物に来たらしい観光客が何組もいるので、少し様子を伺っていると、小屋で受付をしている高校生くらいの女の子に、お金を払って車に戻って去っていきます。うーん、よくシステムがわかりません。
「エート、ここでお金を払うんですか?」
「そう、2人かしら?」 代金は大人ひとりが、$8.5でした。代金を払うと彼女は、地図を見せながら立て板に水、と言った調子で、コースを説明しだしました。 「この坂を登っていくと、ここにサインがあるから(と、地図に丸を書く)、ここを右折。こう走って(と、地図に矢印)ここから滝が見えるわ(ぐりぐりっと、丸)。こう坂を下ってきて、ここに車を停めると・・・・」 うー、すごい速さなの説明なので、後半よくわかりませんでした。でも、地図があるので、道はわかるでしょう。 「帰ってきたら、ジュースがあるわ」こういう話は、分かるんです。
彼女はバナナもくれました。どういうシステムなのか、本当によくわかりません。バナナを持って、車に戻リ出発です。 「本当に坂を登るって?」 「て、言っていたけど・・」 「どうみても、公道だけどなあ」 草原の中を抜けて坂を登っていくと、『FALLS』と書かれたサインがありました。 「あ、ここだ、ここを曲るんだ」 道は狭い砂利道になりました。2分ほど走ったところで、展望台が見えました。
UMAUMA FALLS
展望台からウマウマ滝は目の前に見えます。 ウマウマ滝は3段になっている滝です。この日は水量はそれほど多くはないようですが、滝壷で泳げそうな感じもします。 うーん、キレイだけどずーっと見ているわけにもいきません。なにしろ、展望台には駐車スペースがあまりないのです。後続車が来る前に、滝を後に車を走らせることにしました。
よく見ると道の両脇には、様々な植物が植えられています。パンの木やハイビスカスやジンジャーなどが展示されてます。近くでよく見たいのですが、道は車一台分の幅しかないし、停めるような場所もありません。 「これは、車の中から植物をみてね、ってことかな」 「なんだか、サファリ・パークみたいだね」 危険な猛獣・・・猛植物でもあるのでしょうか。車の中から植物を見ながら公道まで降りて来ました。 車が何台か停まっています。ここから歩いて見学できる植物園らしいので、私たちも車を停めて歩くことにしました。
ジンジャーやバナナなどの展示を見て歩いていると、道がチェーンで遮られている所に出ました。チェーンには「足場が悪いので、自己責任で行くこと」というようなことが書いてあります。 「きっとこの道が滝壷に行く道なんだよ」 「そうかなあ」 砂利が敷いてある道ですが、悪路というわけではありません。ティが道沿いに植えてあり、これから植物を植えて、ガーデンを充実させるところ、という感じです。
大きな木は、既に何本も植樹されていて、アフリカン・チューリップなどに混じって、ペインテッド・ガム・トリーもありました。 坂道を10分くらい歩くと見覚えのある場所にでました。 「あれ、ここは・・・」 「始めに曲った滝の入り口だあ〜」 結局、滝壷に出る道ではありませんでした。汗だくで歩いてきたので、ちょっとがっかり。でも、ペインテッド・ガム・トリーも見ることができたし。 入り口の小屋に戻って、ジュースをもらって、ごくごく飲んだのでした。
UMAUMA FALLS
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